長野県千曲市にある森地区・倉科地区は、
あんずの里と呼ばれています。
このエリアでは古くからあんずの栽培がされており、初夏にはオレンジ色のあんずが美味しく食べられることで有名です。
美味しい実をつけるのはもちろんなのですが、あんずの木が素晴らしいのは、じつは春も!
みなさんは、あんずの花をみたことがあるでしょうか?
じゃーん。

こちらが、あんずのお花です。桜によく似ていますが、さくらよりも花びらに膨らみがあり、ピンクというより薄紅色をしています。
春になると、里全体がこの薄紅色で彩られます。

昔は、一目10万本といいあらわし、見渡す限りあんずの木だったという例えがあるくらい。
現在は農家さんや木の数が減り、1万本くらいじゃないかと言われています。(実際には、農家さん以外の一般家庭にもあんずの木が植えてあるので具体的な数字はわからないそうです。)

私が初めてこの花を見て、その美しさに心奪われたのは去年のこと。桜ももちろん綺麗ですが、負けず劣らず、この杏の花もそれはそれは素晴らしい景色です。
全国ではこの光景を見れる場所は非常に少なく、また長野県外に住んでいると情報がほとんど入ってこないため、知る人ぞ知る景色だと私は感じています。
今年は随分暖かかったため、開花が早かったそうです。
現在(平成30年4月5日)はというと、ちょうど満開。高低差が低い所は徐々に散り始めていますが、まだまだ楽しめます。
毎年4月上旬に見られるこの景色。ぜひ色んな方に知ってほしい。
ピーク時はたしかに混んでいますが、都内のお花見の混みように比べたら全然空き空き。
極上の花見が、ゆっくりとのんびりとできるのは地方ならでは!この景色のサイズが、こんなにのんびり見れるのは本当に贅沢だと思います。いや、ほんとに!
今週いっぱいは、まだまだ楽しめそうです。
今年は急だし無理かな〜という方も来年のお花見はあんずのお花でいかが!?
お待ちしております
